普段、挨拶くらいしか交わさないママ友さんたちと、ご縁があってお茶を飲む機会がありました。いろいろな話題を交わす中で、ふと「〇〇さん、趣味は何ですか？」とたずねると「え？趣味・・・特にないです」とのお答えが。その後も何人かの方に、「趣味はありますか？」と聞いてみましたが「昔はありましたが今は何も・・・」「趣味を持つ余裕ないですよ～」というお答えばかりでした。
私のまわりは絶賛育児中の方たちや、農作業で心身ともにハードな日々を送っている女性が多いので、ご自分の趣味のために時間をとることやエネルギーを注ぐことがなかなか難しいのだと察します。
一つ上の世代を見ていると、寿大学（お年寄りの文化活動の場）に所属して、書道やコーラス、カラオケ、社交ダンスなど、月に数回でも楽しんでいる「北海道のかあさん」たちはとてもイキイキしていて元気そう。認知症の予防にも「趣味を持つ」ことはとても効果があるそうです。
幸い私には「宙を奏でる点描曼荼羅画」という趣味、もはや趣味を超えて、私がより私らしく生きていくための支えとしての存在があります。夏場は農作業に追われ、数か月まったくペンを持てない期間が続きますが、毎年12月には「よっこいしょ」と大きな紙を出してきて家族が寝たあとに点々する・・・これが私の大切な自分時間です。
春に完成し初夏の北海道合同展でみなさんに見ていただき、この上ない達成感を存分に味わうことができます。
完成した一枚の宙奏曼荼羅画が、私にとってこれまでの一年間のご褒美であり、次の一年への原動力となります。これ以上の趣味はないですね☆
